7月20日  ツインリンクもてぎ

今回の全日本もてぎ選手権は、練習、予選、決勝の3日間を通して、曇りだったり、雨だったり、晴れだったりの忙しい天候でした。
当然、プライベーターだとタイヤ交換があったり、サスセッティングの変更があったり、大変なレースウィークでした。それでも我がK's projectRTは、順調にメニューをこなし、セットアップ出来、かなりいいマシンに仕上がりました。
公式練習のカットです。各チームとも初日からかなりの気迫ある走行、さすが全日本。自分も負けじと確実にメニューをこなし、セットアップをしていきました。
予選当日は朝から雨が降り、最悪の路面コンディションでの予選でした。一回目の予選では、様子を見ながらサスセッティングをしての走行。この時は20番手くらいにつけ終了。各チーム共、探りながらのセットアップ。もともとウエットは得意としていたので、手ごたえあり?かなと感じていました。二回目の予選では、もっと上を目指してやろうと闘志を燃やしていました。インターバルの間、メカと話をして二回目の予選をどうこなすか話し合いました。それは、二回目の予選の一時間前辺りから雨が上がり始めたのです。前のクラスの二回目の予選か始まり、モニターで路面を見ていると、乾きだしている場所が出始めたのです。
ここでタイヤの選択を、考えなければならない天候になりつつありました。隣のチームもタイヤ選択に悩みだしているようでした。当K's project RTは、雨が降らず路面が乾きだすならばスリックタイヤを選択。これがどう出るかとドキドキしながら、二回目の予選を迎えた。コースインから飛び出して行ったチームはレインタイヤ組。それをモニターで確認をして10分くらいしてから、ゆっくり目のコースイン。ウォーマーでタイヤを暖めているとは言え、慎重にウォームアップ。そして路面を確認し、ペースアップ。その頃路面はハーフウエット。そしたらトップチームはすかさずタイヤ交換をし、再びコースインをしていました。自分もここぞとばかりに、更にペースアップ。そこに丁度、ヤマハのN選手が自分の前を走行していました。不思議なものに離されずについていけるではないですか。ストレートでこそ離されますが、コーナーワークでは何故か追いつき、2周3周とラップを重ねて行きました。ボードでは2分2秒台を確認。その矢先に再び雨がコース上を濡らしてしまい、大きく車体が滑った所でタイムアタックを断念。しかし、ピットに戻るとチーム員が大騒ぎ!なんとポジション8位でした。ヤッター!
決勝は太陽がちょこっと顔を出す程度の天候でした。しかし、路面はバッチリドライコンディション。スタートポジションにつけると異様な光景を目にしました。それは各スポンサーの人がいたり、キャンギャルがいたりの大盛況。そんな中、我がK's project RTは浮いています。みんなお揃いのジャケットを着ているにもかかわらず、我がチームは個性豊かなコスチュームだからです。
スタート進行を待っていると、ダンロップやらスキルの社長さんなど、いろんな人が声を掛けてきてくれて、とてもうれしい。しかし、浮いていた・・・・。
メカと作戦会議中
楽しいひととき?しかしチーム員は大はしゃぎ!
見よ、このポジション。フライングすればホールショットかな(笑)と考えながら、スタート進行を待つ。
スタートし、始めの2、3周は素晴らしい気迫に溢れた走りを見れました。もうその速度だったら止まれないだろうという突っ込みをして、他車と接触するは、そこからあけたらハイサイドだろうと言うアクセルワークをし、見事飛んで行く選手がいるわで、とにかくすごいスパートダッシュ。自分も負けじと必死の走行。
5週目あたりを過ぎるとレースも安定してきました。順位は13位辺りを走行。予定通りトップランカー達は自分を抜き去って行きました。10周目に差し掛かった辺りで、ブレーキに不安を感じ出してきた。ブレーキレバーを握るとレバーが奥に入り、フェード気味になってきた。ごまかしながら、走行を続けましたが、12周目の5コーナーの突っ込みで止まらずコースアウト。深いグラベルに突っ込み、転倒は免れましたがそこでリタイヤとなりました。普段のエリア戦と違うレベルで走ると、違うトラブルも出るんだなと痛感しました。リタイヤと言う結果となりましたが、いい勉強になったと思います。